セイバーメトリクス入門
打率だけでは分からない、出塁率・OPS・WARの見方
セイバーメトリクスは、野球を統計データで分析する考え方です。打率や勝利数といった昔からある数字だけでは見えにくい、選手の「本当の貢献」を測ろうとします。この記事では、よく使われる指標を、ゲーム「もしも野球選手だったら」の成績表と結びつけて紹介します。
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セイバーメトリクスとは
名前は、アメリカの野球研究団体 SABR(Society for American Baseball Research)に由来します。ビル・ジェームズという人物が広めたとされ、「何がチームの勝利につながるのか」を、データで確かめる流れを作りました。いまでは、プロ球団の編成や、ニュースの解説でも、当たり前のように使われています。
打撃の指標
出塁率:アウトにならない力
(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)で求めます。打率と違って、四球で出塁したことも評価されます。「塁に出ること」は、得点の元になるため、重視されます。
長打率:一本あたりの破壊力
塁打数÷打数です。単打は1、二塁打は2、三塁打は3、本塁打は4として数えます。打率が同じ.280でも、本塁打の多い打者は長打率が高くなります。
OPS:出塁率+長打率
出塁率と長打率を足した数字で、1つで打者の総合力を表す、簡単な目安です。おおまかに、.700台で平均的、.800以上で優秀、.900を超えると一流、とされます。このゲームの打撃成績表にも、出塁率・長打率・OPSを載せています。
BABIP:運の要素を見る
本塁打を除く、グラウンドに飛んだ打球が安打になった割合です。守備位置や打球の運に左右されるため、極端に高い年は「ついていた」、低い年は「不運だった」と考える手がかりになります。
投手の指標
防御率
自責点×9÷投球回です。9回あたりに取られる自責点で、投手の安定感を示します。ただし、守備や球場の影響も受けます。
WHIP:走者を出さない力
(与四球+被安打)÷投球回です。1イニングあたり、何人の走者を出したかを示します。数字が小さいほど優秀で、1.00を切ると、非常に優れているとされます。
奪三振と、K/BB
奪三振は、守備に頼らずアウトを取る力です。奪三振÷与四球(K/BB)が高い投手は、制球と球威の両方がある、と見られます。このゲームの投手成績表には、投球回、被安打、奪三振、自責点、防御率を載せています。
WAR:選手の価値を1つの数字に
WAR(Wins Above Replacement)は、「控えレベルの代替選手と比べて、年間で何勝分、チームに上積みしたか」を表す指標です。打撃、守備、走塁、投球を、まとめて評価しようとします。計算方法は、算出する団体によって異なります。
このゲームでは、WARそのものは表示していません。成績は、素質や起用などの条件をもとに、確率で作っています。
数字の限界
データは、選手を評価する強力な道具ですが、すべてを説明できるわけではありません。守備の評価は難しく、チームの雰囲気や、準備の力といったものは、数字になりにくいです。数字は「見方の一つ」として、観戦を楽しむために使うのがよいと思います。
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ゲームの成績表と見比べながら、ドラフトと育成契約のしくみもあわせてお読みください。
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